「うさぎにおもちゃって必要なのかな」「どんなおもちゃを選べばいいんだろう」と悩んでいる飼い主さんは多いのではないでしょうか。大人しいイメージのあるうさぎですが、実は好奇心旺盛で遊ぶことが大好きな動物です。
結論からお伝えすると、うさぎにとっておもちゃはストレス発散や運動不足の解消に役立つアイテムです。かじるタイプ、ボール、トンネル、ほりほりマットなど、さまざまな種類がありますが、うさぎの習性に合ったものを選ぶことで喜んで遊んでくれます。ただし、素材や形状によっては誤飲や怪我の原因になることもあるため、安全性にも気を配る必要があります。
この記事では、うさぎのおもちゃの種類や選び方、安全に遊ばせるためのポイントについて詳しくお伝えしていきます。
うさぎにおもちゃは必要?

うさぎは本来とても活発で、遊ぶことが好きな動物です。野生のうさぎは広い野原を走り回ったり、穴を掘って巣を作ったり、さまざまな植物をかじったりして過ごしています。ペットとして飼われているうさぎにもこうした本能は残っているため、ケージの中だけで過ごしていると退屈してしまうことがあります。
おもちゃを与えることで得られるメリットはいくつかあります。まず、ストレスの発散です。うさぎは繊細な動物で、環境の変化や退屈によってストレスを感じやすい傾向があります。おもちゃで遊ぶことで気持ちを発散させ、心身の健康を保つことができます。
次に、運動不足の解消です。特にケージで過ごす時間が長いうさぎは、運動不足になりがちです。ボールを追いかけたり、トンネルをくぐったりすることで、自然と体を動かすことができます。
さらに、飼い主さんとのコミュニケーションツールとしても活躍します。一緒におもちゃで遊ぶことで、うさぎとの絆を深めることができるでしょう。
うさぎの習性を知っておこう

おもちゃ選びで失敗しないためには、うさぎの習性を理解しておくことが大切です。うさぎが本能的に好む行動を満たせるおもちゃを選ぶことで、喜んで遊んでくれる可能性が高まります。
かじる習性
うさぎはかじることが大好きな動物です。これは単なる遊びではなく、伸び続ける歯をすり減らすために必要な行動でもあります。野生のうさぎは木の枝や植物の茎などをかじって過ごしていますが、ペットのうさぎはかじるものがないとケージの金網や家具をかじってしまうこともあります。
かじる習性を満たせるおもちゃを用意してあげることで、ケージや家具へのいたずら防止にもつながります。
掘る習性
うさぎの祖先であるアナウサギは、地面に穴を掘って巣を作る習性を持っています。ペットのうさぎにもこの**「ほりほり」と呼ばれる掘る行動**が見られます。カーペットや毛布、飼い主さんの服などを一生懸命に掘る姿を見たことがある方も多いのではないでしょうか。
ほりほりは自分の寝床を作ろうとする本能の表れです。個体差があり、よくほりほりする子もいればあまりしない子もいます。この習性を満たせるおもちゃを与えることで、ソファやクッションを掘って穴を開けてしまうといったトラブルも防ぎやすくなります。
隠れる習性
うさぎは狭くて暗い場所を好む傾向があります。これもアナウサギの習性が残っているためで、野生では外敵から身を守るために巣穴に隠れて過ごしていました。部屋に出すと家具の下に潜り込んだり、狭い隙間に入りたがったりするのは、この本能によるものです。
トンネルや小屋タイプのおもちゃは、こうした隠れたい気持ちを満たしてあげることができます。
うさぎが喜ぶおもちゃの種類

うさぎのおもちゃにはさまざまな種類があります。ここでは、遊び方別におもちゃの特徴をご紹介します。うさぎによって好みが異なるため、いくつかのタイプを試してみるのがおすすめです。
かじるタイプのおもちゃ
かじるタイプは、うさぎのおもちゃの中で最も種類が豊富なジャンルです。チモシーやワラ、木、コルクなど、さまざまな素材で作られています。
かじるおもちゃの魅力は、うさぎが夢中になってかじっている姿を見られることです。ケージに吊るすタイプや床に置くタイプ、転がして遊べるボール型など、形状もさまざまです。かじり木としての役割も果たすため、ケージの金網をかじる癖があるうさぎには特におすすめです。
ただし、牧草で作られたおもちゃは消耗が早く、数日で壊れてしまうこともあります。コストパフォーマンスを考えると、木製のものと牧草製のものを組み合わせて使うとよいでしょう。
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ボールタイプのおもちゃ
ボールタイプは、転がして追いかけたり、鼻で押して遊んだりできるおもちゃです。ラタンやシーグラス、コーンリーフなどの天然素材で編まれたものが多く、かじりながら遊ぶこともできます。
中に鈴が入っていて音が鳴るタイプもあります。ただし、音が苦手なうさぎもいるため、反応を見ながら使うようにしましょう。興味を示さなかったり怖がったりする場合は、鈴を外すか別のおもちゃに変えてあげてください。体のサイズに合った大きさを選ぶこともポイントで、小さすぎると誤飲の危険があり、大きすぎると興味を示さないことがあります。
ボールで遊ぶ姿はとても愛らしく、飼い主さんにとっても見ていて楽しいおもちゃです。
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トンネル・隠れ家タイプのおもちゃ
トンネルや小屋の形をしたおもちゃは、うさぎの隠れたい気持ちを満たしてくれるアイテムです。中に潜り込んで休んだり、走り抜けて遊んだりすることができます。
素材は布製、牧草製、木製などがあります。布製は軽くて扱いやすい反面、かじってほつれた部分を飲み込んでしまう可能性があるため、噛み癖のあるうさぎには注意が必要です。かじっても安心な牧草製や木製のものが安全性は高いといえます。
トンネルは使わないときの収納も考えて、折りたたみ式やジャバラ式のものを選ぶと便利です。また、勢いよく飛び出すこともあるため、家具や壁にぶつからない程度の広さがある場所に設置しましょう。
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ほりほりマット
ほりほりマットは、掘る習性を満たすために作られたおもちゃです。布製のマットをケージに取り付けたり、床に置いたりして使います。うさぎが夢中になってほりほりする姿は、見ているだけで癒されます。
布製のほりほりマットは、爪が引っかかりにくい素材で作られているものを選ぶと安心です。また、かじってほつれた部分を飲み込んでしまう可能性があるため、遊んでいるときは目を離さず様子を見守ってあげることをおすすめします。
柔らかい牧草を敷き詰めたスペースを作ってあげるのも、ほりほり欲求を満たす方法のひとつです。牧草なら食べても問題ないので、より安全に遊ばせることができます。
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知育玩具
知育玩具は、頭を使いながら遊べるおもちゃです。おやつを隠して探させるタイプや、パズルのように動かして遊ぶタイプなどがあります。
うさぎは知能が高い動物なので、単純なおもちゃでは物足りなくなることもあります。知育玩具は好奇心を刺激し、退屈防止にも役立ちます。ただし、最初から難易度の高いものを与えると興味を失ってしまうこともあるため、簡単なものから始めるのがポイントです。
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おもちゃを選ぶときのポイント

うさぎのおもちゃを選ぶ際には、いくつか気をつけたいポイントがあります。安全に楽しく遊べるおもちゃを見つけるための参考にしてください。
誤飲しにくい素材・形状を選ぶ
うさぎは何でもかじってしまうため、誤飲につながりにくい素材や形状のおもちゃを選ぶことが基本です。気をつけたいのは、かじって割れたり尖った破片が出る素材、ほつれて飲み込める布やヒモ、飲み込めるサイズの小さな部品がついているものです。
天然素材で作られたおもちゃがおすすめで、具体的にはチモシーやワラ、天然木、ラタン、コーンリーフ、シーグラスなどがあります。牧草で作られたおもちゃは、食べても消化できるので安心感があります。
また、小動物用として販売されているものを選び、着色料や香料、接着剤のにおいが強い製品は避けた方が無難です。由来が不明な自然物(公園で拾った枝など)も、農薬や汚染物質が付着している可能性があるため使わない方がよいでしょう。
固すぎる素材に注意
かじるおもちゃを選ぶ際、「歯を削るために固いものがいいのでは」と思うかもしれません。しかし、固すぎる素材は歯や口の中を傷めてしまう可能性があります。歯が欠けたり、口腔内を傷つけたりするリスクがあるため、極端に固いものは避けた方が安全です。
うさぎの歯のケアには、固いおもちゃよりも牧草をしっかり食べることの方が効果的です。牧草を噛むことで自然に歯がすり減り、歯の健康を保つことができます。かじるおもちゃはあくまでストレス発散や遊びのためと考え、歯のケアは牧草中心の食事で行いましょう。
サイズを確認する
おもちゃのサイズは、うさぎの体の大きさに合ったものを選ぶことが大切です。ボールが小さすぎると誤飲の危険がありますし、トンネルや隠れ家が小さすぎると窮屈で入ってくれないこともあります。
ネザーランドドワーフのような小型種と、フレンチロップのような大型種では、適したサイズが異なります。購入前にサイズを確認し、うさぎの体に合ったものを選びましょう。
ケージ内か部屋んぽ用かを考える
おもちゃを選ぶ際は、どこで使うかを考えることも大切です。ケージの中に入れるおもちゃは、スペースを圧迫しない小さめのサイズが適しています。ケージに吊るすタイプのかじり木やマットは場所を取らないのでおすすめです。
一方、部屋んぽ(お部屋でのお散歩)のときに使うトンネルやボールは、ある程度の大きさがあった方が楽しく遊べます。留守番が多いうさぎには、ケージ内でも遊べるおもちゃを用意してあげると、退屈しにくくなります。
おもちゃで遊ぶときの注意点

おもちゃで遊ばせるときには、いくつか気をつけたいことがあります。うさぎの安全を守るために、以下のポイントを意識してみてください。
目の届く環境で遊ばせる
おもちゃで遊ばせるときは、飼い主さんの目が届く環境で行うのが基本です。特に布製のおもちゃやヒモがついているおもちゃは、かじってほつれた部分を飲み込んでしまう可能性があります。布やヒモは消化できないため、腸に詰まってしまうと消化管トラブルにつながることもあります。
遊んでいる最中に破損やほつれ、小さな破片が出ていないかを確認し、異常が見られたらすぐにおもちゃを撤去しましょう。
高い場所での遊びは避ける
うさぎは高い場所に登るのが好きな子もいますが、骨が細くて折れやすい動物です。高い場所から落下すると骨折してしまう危険があります。キャットタワーのような上下運動ができるおもちゃは、うさぎには向いていません。
足の踏み台になりそうなおもちゃをケージ内に置くと、そこから高い場所に登ってしまうこともあります。レイアウトを考える際は、転落の危険がないか確認しましょう。
床の滑りに気をつける
部屋んぽでおもちゃを使う場合、フローリングの床は滑りやすいので注意が必要です。うさぎの足裏は毛で覆われているため、ツルツルした床では踏ん張りがきかず、転倒したり足腰を痛めたりする原因になります。
遊ぶ場所には滑り止め効果のあるマットを敷いてあげましょう。クッション性のあるマットだと、足腰への負担も軽減できます。
定期的におもちゃを点検する
おもちゃは使っているうちに劣化していきます。特にかじるタイプのおもちゃは消耗が早く、ささくれ立ったり、小さな破片が出てきたりすることがあります。
ささくれ立った木をかじると、口の中を傷つけてしまう可能性があります。定期的におもちゃの状態をチェックし、傷んできたら新しいものに交換しましょう。
おもちゃで遊ばないときの対処法

「せっかくおもちゃを買ったのに、全然遊んでくれない」ということもあります。うさぎにも好みがあるため、すべてのおもちゃに興味を示すわけではありません。遊ばないときの対処法をいくつかご紹介します。
別の種類のおもちゃを試す
うさぎによって好みは異なります。かじるおもちゃには興味を示さなくても、トンネルには夢中になる子もいますし、その逆もあります。いくつかのタイプを試して、その子の好みを探ってみましょう。
素材を変えてみるのも効果的です。チモシー製のおもちゃには反応しなくても、ラタン製のボールには興味を示すこともあります。
無理に遊ばせようとしない
うさぎは警戒心が強い動物なので、新しいものに慣れるまで時間がかかることがあります。おもちゃを与えてすぐに遊ばなくても、しばらく置いておくと自分から近づいて遊び始めることもあります。
無理に遊ばせようとすると、かえっておもちゃに対して警戒心を持ってしまうこともあります。うさぎのペースに合わせて、ゆっくり慣れさせてあげましょう。
おやつと組み合わせる
おもちゃにおやつを隠したり、おもちゃの近くにおやつを置いたりすることで、おもちゃに対して良いイメージを持たせることができます。知育玩具のように、おやつを探しながら遊べるタイプのおもちゃを試してみるのもおすすめです。
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まとめ
うさぎは大人しいイメージがありますが、実は好奇心旺盛で遊ぶことが大好きな動物です。おもちゃはストレス発散や運動不足の解消、飼い主さんとのコミュニケーションに役立ちます。
かじるタイプ、ボール、トンネル、ほりほりマット、知育玩具など、さまざまな種類があるので、うさぎの習性や好みに合わせて選んでみてください。