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大阪で鳥好きが集う場所。「ことりすまいるカフェ」で過ごす癒しのひとときをレポート
イベント情報・レポート

大阪で鳥好きが集う場所。「ことりすまいるカフェ」で過ごす癒しのひとときをレポート

ふわふわの羽毛、くりっとした瞳、小さなくちばしでついばむ愛らしい仕草......。鳥の魅力には、言葉では表現しきれないものがありますよね。特に間近で見る小鳥たちの表情や動きには、思わず「可愛い!」と声に出してしまうような魅力が詰まっています。

しかしおうちで飼っていない場合、実際に鳥と触れ合った経験がある人は、意外と少ないのではないでしょうか?

興味はあるけれど「噛まれたりしないの?」「どうやって接すればいいの?」といった不安を抱えている方におすすめなのが、大阪の下町にある「ことりすまいるカフェ」です。

今回Minima編集部では、鳥との触れ合いが初めてというメンバーも含めて、実際にこのカフェを訪れてその魅力を体験してきました。

手乗りの白い鳥

商店街を抜けて建物の階段を上がると現れるこのカフェは、まさに隠れ家的なスポット。扉を開けた瞬間、鳥のさえずりと温かな照明に包まれて、日常の喧騒から一気に別世界へと引き込まれます。

壁一面に飾られた鳥グッズやアートワークが目を楽しませてくれる中、店内の中心にあるガラス張りのスペースでは、色とりどりの小鳥たちが思い思いに過ごしています。ここは単なる「鳥を観察するカフェ」ではなく、鳥たちとの距離がぐっと縮まる特別な体験ができる場所でした。

ご飯を食べる鳥たちを眺める

セキセイインコから大型オウムまで、個性豊かな住人たち

店内では、セキセイインコや文鳥といった馴染みのある鳥から、カラフルなオカメインコ、愛らしいラブバード、さらには存在感抜群のクルマサカオウムやタイハクオウム、珍しいタイハクオウムとルリメタイハクオウムのハイブリッドまで、多種多様な鳥たちが暮らしています。

セキセイインコから大型オウムまで、個性豊かな住人たち

普段ペットショップや動物園のケージでしか見ることのできない鳥たちが、ここでは広々とした空間でのびのびと過ごしている姿に、まず驚かされました。それぞれが自分のペースで羽を広げたり、仲間同士でコミュニケーションを取ったりしている様子は、見ているだけでも飽きることがありません。

名前も個性も様々な「ふれあいスタッフ」との特別な時間

「ことりすまいるカフェ」の最大の魅力は、人懐っこい小鳥たちと直接触れ合える「ふれあい体験」です。肩や腕にちょこんと乗ってくる姿や、好奇心いっぱいに近づいてくる仕草は、まるで小さな友達と過ごしているかのような特別な時間を与えてくれます。

小さな足がとまる感触や羽毛の温もりは、写真では伝わらないリアルな体験。撫でてあげると気持ちよさそうに目を細めてくれる子もいれば、元気におしゃべりや歌声を披露してくれる子もいます。なかには声や口笛に反応して、まるで会話をしているように返事をしてくれる子もいて、思わず笑顔になってしまいました。

鳥たちは肩にも乗る
手乗りのインコ

遊び好きでなかなか離れたがらない甘えん坊や、静かに腕にとまりくつろぐ落ち着いた子など、その性格はさまざま。どの瞬間も、鳥との距離がぐっと近づく貴重なひとときでした。

スタッフの方々は鳥の扱いに慣れたプロフェッショナル。一羽一羽の性格やその日の気分を丁寧に説明してくれます。

「ふれあいスタッフ」との特別な時間

初めて鳥と触れ合う編集部メンバーでも安心して楽しめましたし、鳥たちにとってもストレスのない環境が保たれていることが伝わってきました。

SNS映え間違いなし!見た目も味も楽しめる鳥モチーフメニュー

「ことりすまいるカフェ」のもう一つの名物が、鳥をモチーフにしたフードメニューです。

写真を撮れば、SNSで自慢したくなること間違いなし。カラフルなトッピングや細やかなデコレーションは、どの角度から切り取っても画になるので、何枚も撮影したくなります。

キャル喫茶メニュー

けれど、ただ見た目が可愛いだけでは終わらないのがことりすまいるカフェ。

実際に口に運ぶと、しっかりと食事として楽しめる味わいが広がり、驚きと満足感が同時に訪れます。甘いものだけでなく食事系のメニューも充実しているので、カフェとしてもランチとしても利用できるのも嬉しいポイントです。

さらに、月替わりの限定メニューにも注目です。作家さんやクリエイターとのコラボによって生まれるオリジナルメニューは、「今しか味わえない特別な一皿」として訪れる人を惹きつけます。季節ごとにデザインやフレーバーが変わることもあるため、リピーターにとっても新鮮な驚きがあり、毎回新しい発見が待っています。

鳥とのふれあいで癒やされた心を、そのままテーブルでもう一度温めてくれるような、可愛さと美味しさの両方が楽しめる体験。ここでの食事は、ただの「ごはん」や「デザート」ではなく、カフェ全体が織りなす物語の一部となって、訪れた日の思い出をより色鮮やかにしてくれるはずです。

思い出を持ち帰れる、充実の物販コーナー

触れ合い体験の後は、物販コーナーでのお買い物も楽しみの一つ。「文チョウ麺」「インコ麺」といったユニークなネーミングのインスタントラーメンは、つい手に取りたくなる人気商品です。

ブンチョウ麺とインコ麺

鳥のイラスト入りのカラフルなことりキャンディは、飾っておきたくなるほど可愛らしく、雑貨やTシャツなども豊富に揃っています。ふれあった鳥スタッフをモチーフにしたグッズもあるので、その日の思い出を形に残すことができます。

様々なことりグッズ
ことりキャンディ

鳥の魅力を再発見できる、特別な体験スポット

実際に「ことりすまいるカフェ」を訪れてみて強く感じたのは、鳥との触れ合いには写真や映像では決して伝わらない魅力があふれているということです。羽の柔らかさや小さな足がそっととまる感覚、じっと見つめ返してくれる瞳――そのすべてが五感に残り、心に深く刻まれていくはずです。

こうした鳥と近い距離で過ごせるカフェはまだ数少なく、だからこそここで過ごすひとときはとても特別。日常から少し離れて、鳥たちと同じ時間を共有できるこの場所は、大阪に訪れる際にぜひ立ち寄りたい隠れ家的なスポットです。

店舗情報

店名:ことりすまいる本店
住所:大阪府大阪市中央区南船場4-14-1 南船場BRICK 3F
アクセス:地下鉄「心斎橋駅」徒歩約8分
営業時間:11:00~19:00(L.O.18:30、ふれあい体験は18:45まで)
定休日:不定休(詳細は公式サイトにて)
公式サイト:https://www.kotorismile.com
公式X:https://x.com/kotorismilecafe
公式Instagram:https://www.instagram.com/kotorismile_cafe/

記事の執筆者

Minima編集部

小動物のかわいさと、ペットとしてお迎えするときに知っておきたい情報を、Minima編集部がお届け。

おうちでの豊かでしあわせな暮らしをサポートします。

なお編集部のペットはクレステッドモルモット。実体験に基づいた、確かな情報をお伝えしていきます。

本記事に関するお問い合わせはこちらまでお願いいたします。

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