うさぎにりんごを与えることは可能ですが、あげ方や量を間違えると健康に悪影響を及ぼすことがあります。この記事では、りんごをおやつとして安全に与えるための具体的な方法と、気をつけておきたいポイントについて詳しくお伝えします。

うさぎにりんごをあげていい?適量・与え方・注意点をわかりやすく解説
うさぎはりんごを食べられる?結論から言うと「OK」

うさぎにりんごを与えること自体は問題ありません。りんごはうさぎにとって嗜好性が高く、多くの子が喜んで食べてくれる果物のひとつです。甘い香りと味わいは、普段の牧草中心の食生活の中で特別なごほうびとして活躍してくれます。
ただし、りんごはあくまで「おやつ」としての位置づけです。うさぎの主食はチモシーなどの牧草であり、りんごを含む果物は補助的に与えるものという認識を持っておくことが大切です。どんなに喜んで食べるからといって、主食のように毎日たくさん与えてしまうのは避けましょう。
りんごに含まれる栄養素とうさぎへの影響
糖分が多いことを理解しておこう
りんごには果糖やショ糖といった糖分が豊富に含まれています。人間にとってはエネルギー源として適度に摂取できる量でも、体の小さなうさぎにとっては過剰摂取になりやすいという点を忘れてはいけません。
糖分の摂りすぎは肥満の原因になるだけでなく、腸内環境のバランスを崩してしまう可能性があります。うさぎの消化器官は繊維質を分解するのに適した構造をしているため、糖分の多い食べ物を大量に摂取すると、腸内細菌のバランスが乱れてお腹の調子を崩すことがあるのです。
食物繊維やビタミンも含まれている
一方で、りんごには食物繊維やビタミンC、カリウムなども含まれています。特に皮の部分には食物繊維が多く含まれているため、少量であれば健康面でのプラスも期待できます。
ただし、うさぎは体内でビタミンCを合成できるため、人間のように外部から積極的に摂取する必要はありません。りんごの栄養価を過信して与えすぎることのないよう、バランス感覚を大切にしましょう。
うさぎに与えるりんごの適量と頻度

1回に与える量は小指の先程度
うさぎに与えるりんごの適量は、体重1kgあたり5g程度が目安とされています。標準的な体格のうさぎであれば、ちょうど小指の先くらいのサイズを1切れ与えるイメージです。
初めてりんごを与える場合は、さらに少ない量からスタートしましょう。うさぎによってはお腹が敏感な子もいるため、ごく少量を与えて翌日のうんちの状態を確認してから、徐々に量を増やしていくのが安心です。
与える頻度は週に1〜2回まで
りんごを与える頻度は、週に1〜2回程度にとどめておくのが望ましいでしょう。毎日のように与えてしまうと、糖分の過剰摂取につながるだけでなく、りんごばかりを欲しがって牧草を食べなくなってしまうケースもあります。
おやつの時間を週に数回の特別なイベントとして設定しておくと、うさぎにとっても飼い主にとっても楽しいコミュニケーションの機会になります。りんごを見せたときの嬉しそうな反応は、何度見ても愛おしいものですよね。
りんごの与え方と下準備

皮は与えてもいいの?
りんごの皮自体はうさぎに与えても問題ありません。むしろ皮の部分には食物繊維やポリフェノールが含まれているため、一緒に与えることで栄養面でのメリットもあります。
ただし、市販のりんごには農薬やワックスが付着している可能性があるため、与える前には流水でしっかりと洗うことが大切です。心配な場合は皮をむいて与えるようにしましょう。
種と芯は必ず取り除くこと
りんごの種にはアミグダリンという成分が含まれています。この成分は体内で分解されると微量の青酸を発生させる性質があり、うさぎのような小さな動物にとっては危険な場合があります。
種だけでなく、芯の部分にも同様の成分が含まれている可能性があるため、種と芯は必ず取り除いてから与えるようにしてください。果肉の部分だけを小さくカットして与えれば安心です。
新鮮なりんごを常温で
うさぎに与えるりんごは、なるべく新鮮なものを選びましょう。傷んでいる部分や変色している部分は取り除き、きれいな果肉の部分だけを与えるようにします。
また、冷蔵庫から出したばかりの冷たいりんごは、うさぎのお腹を冷やしてしまうことがあります。与える前にしばらく常温に戻してからあげると、消化器官への負担を軽減できます。冷たいままガブッと食べてしまうと、お腹がゆるくなってしまう子もいるので注意が必要です。
りんごを与える際の注意点

食べ残しは早めに回収する
りんごは水分を多く含んでいるため、ケージ内に放置しておくと傷みやすく雑菌が繁殖しやすい状態になります。与えてから30分〜1時間程度経っても食べきれていない場合は、早めに回収するようにしましょう。
特に夏場は傷むスピードが速いため、より注意が必要です。衛生面を考慮して、おやつは飼い主さんの目が届く時間帯に与えるのがおすすめです。
りんごジュースや加工品はNG
生のりんごは与えてOKですが、りんごジュースやドライフルーツ、りんご味のお菓子などの加工品は避けましょう。市販の加工品には砂糖や添加物が含まれていることが多く、うさぎの健康にとってよくありません。
また、人間用に調理されたりんご(アップルパイやコンポートなど)も、砂糖やバターが使われているためNGです。うさぎに与えるのは、あくまで何も加工していない生のりんごに限定してください。
体調の変化に気を配る
りんごを与えた後は、うんちの状態や食欲、元気があるかどうかをよく観察しましょう。軟便や下痢が見られる場合は、りんごが体質に合っていないか、量が多すぎた可能性があります。
もし異変が見られた場合は、しばらくりんごを与えるのを控えて様子を見てください。症状が続くようであれば、早めにかかりつけの動物病院に相談することをおすすめします。うさぎは体調の変化を隠す傾向があるため、普段から注意深く見守ってあげることが大切です。
まとめ
りんごは嗜好性が高く、コミュニケーションツールとしても優秀なおやつです。適切な量と頻度を守りながら、うさぎとの楽しいおやつタイムを過ごしてください。何か気になる症状が見られた場合は、早めに動物病院に相談することをおすすめします。
記事の執筆者
- Minima編集部
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