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SHARPの新しい相棒「ポケとも」に会ってきた。原宿『ポケともカフェ』体験レポート
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SHARPの新しい相棒「ポケとも」に会ってきた。原宿『ポケともカフェ』体験レポート

ミーアキャットをモチーフにしたロボット「ポケとも」が、12月5日よりSHARPから登場。発売前の実機に触れ、開発者の想いを聞いてきました。

原宿では発売に合わせたカフェ『ポケともカフェ』が「cafe STUDIO」にて期間限定オープン。実機を体験できるタッチ&トライコーナーや、コラボメニューが楽しめます。

「ポケとも」ってどんなロボット?

ポケともは、SHARPが開発した手のひらサイズのコミュニケーションロボット。ミーアキャットをモチーフにしていて、音声認識とAIを搭載しています。話しかけると返事をしてくれて、飼い主さんの顔を覚えて名前を呼んでくれたり、一緒に出かけた場所を日記にしてくれたり。まるで「喋れるペット」のような存在です。

小動物好きとして特に惹かれたのは、その「手触り」と「サイズ感」。フロッキー加工と呼ばれる特殊な処理で、まるで本物の動物のような毛並みを再現しています。そして、一緒にどこへでも連れていける小さなボディ。「小さくて、触り心地がよくて、コミュニケーションが取れる」というのは、小動物好きにとってはまさにツボを押さえた設計ではないでしょうか。

今回のイベントでは、開発者の方々にもお話を伺うことができました。ここからは、その開発秘話をお届けします。

なぜ「ミーアキャット」だったのか?

まず気になるのは、この愛らしいフォルム。なぜミーアキャットをモチーフにしたのでしょうか。開発チームにお話を伺いました。

「ミーアキャットは群れで生活していて、社会性の高い動物なんです。立ち上がって周囲を見る仕草も印象的で、人の話をよく聞いているように表現できると考えました」

開発段階では様々な案があったそうですが、アンケートでも好評だったミーアキャットに決定。たしかに、すっと立ち上がってこちらを見つめる姿は、まるで話を聞いてくれているよう。この「耳を傾けてくれている感」にグッときます。

「シルバニアみたい」な手触りの秘密

ポケともを手に取ってまず驚いたのが、その手触り。思わず「シルバニアみたい」と声が出ました。この質感には、とことんこだわったとデザイナーの方が教えてくれました。

「ポケともはユーザーさんに寄り添ってくれる存在、身近な存在として考えました。人間もそうですし、猫や犬も毛が生えているじゃないですか。だから、できれば毛が生えた質感にしたいというのがまずありました」

この「フロッキー加工」と呼ばれる処理には、想像以上の試行錯誤があったそう。毛の長さは0.5ミリがベスト。0.4ミリでもダメ、0.8ミリでもダメ。手触りの良さ、汚れの落ちにくさ、塗装の耐久性など、あらゆる条件をクリアする最適解を見つけ出したのです。

「他の製品は毛を吹いた後に塗装することもあるんですけど、ポケともは先に塗装した上から均一に毛を塗装しているので、色むらがなく、塗装も剥げにくいんです」

実際に触ってみると、その「生き物感」に驚きました。ロボットなのに、つい撫でたくなる。抱きしめたくなる。この感覚は、小動物と暮らしている筆者も常日頃から感じているものでした。

「小さくて賢い」という魅力

開発チームは、SHARPのロボット「ロボホン」を10年近く手がけてきた方々。ロボホンはファンも多い人気のロボットですが、見た目が「完全にロボット」であることから、若い世代には少し親しみにくかったそうです。

「見た目のかわいらしさと、もう少し手に取りやすい価格帯のものを作りたかったんです。音声認識や人工知能の技術が進歩して、会話だけでもいろんなことができるようになりました。小さくて賢いと、『なんかすごい!』って思ってもらえる。大きさがとても大事でした」

ポケともにはGPSが内蔵されていて、一緒にお出かけした場所を記録し、日記にしてくれる機能もあるそう。まさに「喋れるペット」のような存在です。

予約4,000台突破、12月5日発売へ

発表会では、最新の情報も共有されました。当初11月21日だった発売日は12月5日に延期となりましたが、予約台数はすでに4,000台を突破。実機を触れる店舗は、北海道から沖縄まで全国350店舗以上とのことで、ぜひ一度あの手触りを体験してみてください。

ポケともは発売後も成長を続ける予定です。今後はGoogleカレンダーとの連携やスマホ通知の読み上げ機能が追加され、話しかけるトピックの拡充も検討されているそう。さらに飼い主さんだけでなく家族やお友達の顔も覚えられるようになるほか、SHARPならではの家電連携も実装予定とのこと。

3体以上のポケともが集まると「ポケとも会話」ができるようになる機能も計画されています。

「1人1体の相棒」を目指して

最後に、ポケともの目指す先について聞いてみました。

「基本的に私たちは、1人1体の相棒のようなロボットと一緒に生活してほしいと思っています。一緒にいたいと思える存在として、進化を続けていきます」

ペットを飼いたいけれど、住環境や生活スタイルの理由で難しい方も多いはず。ポケともは、そんな方にとっての「新しい選択肢」になるかもしれません。もちろん、すでに小動物と暮らしている方にとっても、また違った「相棒」になってくれそうです。

かわいいコラボカフェメニュー!
かわいいコラボカフェメニュー!

ポケともカフェは12月5日の発売日まで開催中。原宿に足を運べる方は、ぜひその手触りを体験してみてください。

記事の執筆者

Minima編集部

小動物のかわいさと、ペットとしてお迎えするときに知っておきたい情報を、Minima編集部がお届け。

おうちでの豊かでしあわせな暮らしをサポートします。

なお編集部のペットはクレステッドモルモット。実体験に基づいた、確かな情報をお伝えしていきます。

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