ペットショップで見かける、ふわふわの長い毛をまとった大きめのハムスター。それが「長毛ハムスター」です。一般的なハムスターとは異なるシルクのような手触りと華やかな見た目から、近年人気が高まっています。
この記事では、長毛ハムスターをお迎えしたい方、すでに飼っている方に向けて、特徴や飼い方、毛のお手入れ方法まで詳しくお伝えします。通常のハムスターとの違いを理解して、ふわふわの毛並みを保ちながら健やかに育ててあげましょう。

ペットショップで見かける、ふわふわの長い毛をまとった大きめのハムスター。それが「長毛ハムスター」です。一般的なハムスターとは異なるシルクのような手触りと華やかな見た目から、近年人気が高まっています。
この記事では、長毛ハムスターをお迎えしたい方、すでに飼っている方に向けて、特徴や飼い方、毛のお手入れ方法まで詳しくお伝えします。通常のハムスターとの違いを理解して、ふわふわの毛並みを保ちながら健やかに育ててあげましょう。

長毛ハムスターという名前を聞くと、独立した種類のように感じるかもしれませんが、実はゴールデンハムスターの一種です。別名「ロングヘアーハムスター」や、海外では「テディベアハムスター」とも呼ばれています。
長毛ハムスターは、1972年にアメリカのペットショップで飼われていたハムスターから長毛遺伝子が発見されたことがきっかけで広まりました。それ以降、品種改良が進み、現在では日本のペットショップでも見かけるようになっています。
体の大きさはゴールデンハムスターと同じで、体長は13〜18センチほど、体重は80〜140グラム程度になります。寿命も2〜3年と、通常のゴールデンハムスターと変わりません。
毛の質感は通常のゴールデンハムスターと比べると細くて柔らかく、表面にはツヤがあって光沢を感じられます。まるでシルクのような滑らかさで、一度触るとその感触が忘れられないという飼い主さんも多いです。
長毛ハムスターには面白い特徴があります。それは性別によって毛の伸び方が異なるという点です。
オスの場合は全身の毛がふわふわと長く伸びる傾向があり、特にお尻周りの毛がスカートのように広がって見えます。一方、メスは毛がやや短めで、お尻付近の毛だけが長くなることが多いようです。そのため「長毛ハムスターを飼いたい」と思ってメスを選んだら、思ったほど毛が長くならなかったというケースもあります。
ただし、毛の長さには個体差があり、必ずしもすべての長毛ハムスターの毛がたっぷり伸びるわけではありません。中には、短毛種よりは長いけれど中毛程度で落ち着く子もいます。
長毛ハムスターにはさまざまな毛色が存在します。よく見かけるのはクリーム色やホワイト、シルバー、アプリコットなどです。カラーバリエーションが豊富なので、お気に入りの一匹を探す楽しみがあります。

長毛ハムスターをお迎えしたいと思ったとき、気になるのが価格や入手先でしょう。
長毛ハムスターの価格は、販売店や毛色によって異なりますが、おおよそ1,500円〜4,000円程度が相場です。通常のゴールデンハムスターが1,000円前後で販売されていることを考えると、1.5倍から3倍ほど高めの設定になっています。
希少なカラーや、特に毛の長い個体はさらに高値がつくこともあります。また、地域によっては長毛ハムスターを取り扱っているショップが限られている場合もあるため、事前に在庫を確認してから足を運ぶのがおすすめです。
お迎えする際には、毛並みや目の輝き、動きの様子をよく観察しましょう。毛がボサボサだったり、目やにが出ていたりする子は体調を崩している可能性があります。元気に動き回っていて、毛にツヤがある子を選ぶと安心です。

長毛ハムスターを飼う上で最も気を配りたいのが、毛のお手入れです。通常のハムスターは自分で毛づくろいをするため、飼い主が特別なケアをしなくても毛並みを保てます。しかし長毛種の場合は、毛が長い分だけ汚れやすく、絡まりやすいという特性があります。
特に毛が長い長毛ハムスターには、定期的なブラッシングが必要です。頻度としては2〜3日に1回を目安にするとよいでしょう。
ブラッシングに使う道具は、犬や猫用の硬いブラシではなく、人間用のやわらかい歯ブラシや、小動物用のスリッカーが適しています。ハムスターの皮膚はデリケートなので、硬い素材のブラシは傷つけてしまう恐れがあります。
ブラッシングをするときは、ハムスターを手や膝の上に乗せて、おやつを与えながら行うとスムーズです。頭からお尻に向かって、毛並みに沿うように優しくとかしてあげましょう。毛を逆撫でするような動きはストレスになるので避けてください。
まだ人の手に慣れていない子や、お迎えしたばかりの子にいきなりブラッシングをするのは禁物です。まずは手から餌を食べてくれるようになるまで信頼関係を築き、その後少しずつ慣らしていきましょう。
長毛ハムスターは毛が絡まりやすく、放っておくと毛玉になってしまうことがあります。毛玉ができると、その部分の毛づくろいができなくなり、皮膚炎を起こすこともあります。
複雑に絡まった毛を無理にとかそうとすると、ハムスターが痛がってブラッシング嫌いになってしまいます。そういった場合は、絡まった部分をハサミで慎重にカットしてあげましょう。お尻には小さなしっぽがあるので、誤って切らないよう十分に注意してください。
毛が伸びすぎて歩きにくそうにしている場合も、適度にカットしてあげると快適に過ごせます。
長毛ハムスターはお尻周りの毛が長いため、排泄物で汚れてしまうことがあります。汚れが気になるときは、ぬるま湯で濡らしたタオルで優しく拭いてあげましょう。
ハムスターは水が苦手な動物なので、全身を水で洗うのは避けてください。汚れがひどい場合は、小動物用の「水のいらないシャンプー」を使うのも一つの方法です。
長毛ハムスターを飼う際に、意外と見落としがちなのが床材選びです。毛が長い分、床材が絡まりやすいという問題があります。
長毛ハムスターにはペーパーチップと呼ばれる紙製の床材がおすすめです。
ウッドチップ(木製の床材)も一般的ですが、長毛種の場合は細かい木くずが毛に絡みついてしまうことがあります。また、針葉樹のウッドチップはアレルギーを引き起こす可能性も指摘されています。
紙製の床材なら、毛への絡まりが少なく、アレルギーのリスクも低いです。白色のペーパーチップを選べば、尿や出血があった際にすぐ気づけるため、健康管理の面でもメリットがあります。
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床材はケージの底に2〜5センチほどの厚さで敷き詰めましょう。ハムスターは本来、土に穴を掘って暮らす動物なので、潜り込んで隠れられる程度の深さがあると安心できます。
また、長毛ハムスターは毛に汚れがつきやすいため、床材の交換はこまめに行ってください。汚れた部分は毎日取り除き、週に1回程度は全体を入れ替えるのが理想です。

毛並みはハムスターの健康状態を表すバロメーターともいわれています。
ふわふわだった毛が急にボサボサになったり、毛艶がなくなったりした場合は、体調の変化を示しているサインかもしれません。
毛並みの悪化の原因としては、ストレス、栄養バランスの乱れ、皮膚病などが考えられます。ケージ内は清潔か、温度管理は適切か、餌の内容に偏りはないかを見直してみてください。
脱毛や皮膚の赤み、フケなどの症状が見られる場合は、皮膚病の可能性があります。早めに小動物を診てくれる動物病院を受診しましょう。
長毛ハムスターは毛づくろいの際に、自分の長い毛を飲み込んでしまうことがあります。大量に飲み込むと、お腹の中で毛玉ができて毛球症や腸閉塞を引き起こす恐れがあります。
予防のためには、定期的なブラッシングで抜け毛を取り除いてあげることが大切です。また、消化を助けるために、食物繊維が豊富な野菜やドライフルーツ、毛玉ケア用のフードを与えるのも効果的です。
長毛ハムスターは、通常のゴールデンハムスターと同じ種類でありながら、ふわふわの長い毛が魅力的な品種です。性格はおっとりしていて人懐っこく、初めてハムスターを飼う方でも、毛のお手入れさえきちんと行えば育てやすい子が多いです。
少し手間はかかりますが、その分、シルクのようなふわふわの毛並みに癒される瞬間は格別です。長毛ハムスターとの生活を、ぜひ楽しんでみてください。
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