Minimaには、小さな動物たちを愛するクリエイターさんが数多く関わってくださっています。本連載では、その活動や参加のきっかけをインタビューしてご紹介。
第2弾は、ハムスターを中心とした独特な動物たちのイラストで人気を集めるすずはる(@_mehyoko)さん。『Minimaマガジン』第2号「“珍”な仲間たち特集。」で、表紙イラストを描いていただきました。
Minimaには、小さな動物たちを愛するクリエイターさんが数多く関わってくださっています。本連載では、その活動や参加のきっかけをインタビューしてご紹介。
第2弾は、ハムスターを中心とした独特な動物たちのイラストで人気を集めるすずはる(@_mehyoko)さん。『Minimaマガジン』第2号「“珍”な仲間たち特集。」で、表紙イラストを描いていただきました。
──第2号の表紙イラストは「いろんな子たちが一緒に楽しそうにしている様子」というテーマでお願いしました。すずはるさんはどういった解釈で描かれたのでしょうか?
すずはる:いただいたテーマだと、一緒に楽しんでいる風景が描けるのはごはんを食べているところかなと思いました。どの子たちも同じようなものが食べられると思うので、種とか葉っぱを、みんなでわーっと食べているところを想像して描きました。動物たちが食べている様子ってとても可愛いので(笑)。
──本当に可愛かったです。もともと動物の絵を中心に描かれていたのでしょうか?
すずはる:絵自体は小さい頃からずっと描いていて、大学で美大に行って、卒業後はデザインの仕事をしながら自分の活動も始めました。イベントに出始めたのが2018〜19年ぐらいですね。最初はうさぎをメインで描いていたんです。
──うさぎがメインだったんですね!ハムスターは描かれていなかったのでしょうか?
すずはる:ハムスターもずっと好きだったので描いてはいたんですけど、小動物イベントのローデンツに参加するにあたって、ここ数年でしっかりと描き始めました。ハムスター自体はずっと飼っていて、今もゴールデンハムスターを飼っています。
──一方で、うさぎは飼われていなかったんですか?
すずはる:そうなんです。保育園の時に、将来の夢で「うさぎになりたい」っていうのをずっと掲げていて(笑)。それでうさぎのことばっかり考えている時期があり、手癖でずっとうさぎを描いてきていました。
──言われてみれば、すずはるさんのアイコンはうさぎですね。すずはるさんの描く動物たちって、みんなまるまるしていて可愛いなと思います。
すずはる:丸っこいかもしれないですね(笑)。やっぱりまるまるしている動物の方が可愛いです。
──すずはるさんはふだん漫画も描かれています。『人生セーブデータ課』(ダ・ウィンチWeb)や『ほこほこ町へようこそ』(マンガPark)、最近投稿されていた『初盆にて』なども拝見しました。イラストを描く方でも漫画は難しいという方が多い中で、ストーリーも考えられているのがすごいです。
すずはる:「人と動物」みたいな、生活とか日常みたいなものを描くことが多くて。そこに自然と、自分が好きな動物が擬人化的に登場することが多いです。日常がテーマなので、生活している時に気になったことを元に描いています。ファンタジーが好きで、“ちょっと不思議”みたいな、星新一的なテイストが好きですね。
──あと立体作品も作られていますよね。9月5日から開催される個展「SUZUHAROOM #1」では「ハムUFO」という作品も出されるそうですね。
すずはる:美大ではグラフィックデザイン専攻でしたが、結構特殊で「なんでも作っていいよ」という学科で。周りは立体物を作っている子が多くて、その影響で私も立体をやりたくなり、卒業制作では粘土をがっつり使った作品を作りました。今回の個展「SUZUHAROOM#1」では、その立体をメインにしようと思って「ハムUFO」を制作しました。
──空間づくりにもこだわりがあるそうですね。
すずはる:平面の勉強をしてきましたが、それを“どう見せるか?”ということを卒業までに勉強してきました。なので個展の会場は「作品を見せる」というよりも、会場自体も全部作品にしたいと思っています。たとえば絵の中のものが立体物として登場していたり、絵の中にあるぬいぐるみが実際にぬいぐるみとして置いてあったり。そういう小ネタを仕込んだりしています。
──会場でいろんな仕掛けを探すのは楽しそうですね!個展は毎年開催される予定ですか?
すずはる:個人的には年1回のペースでできたらいいなと思っています。なのでどうせならシリーズにしたいと思い、「SUZUHAROOM #1」というイベント名になりました。
──とても楽しみにしています。最後に、今後描いてみたいテーマや作品を教えてください。
すずはる:ずっと描きたいと思っているのはエッセイ漫画です。私の原点は『ハムスターの研究レポート』(白泉社)で、『ハムスター倶楽部』などを読んで育ってきました(笑)。これまでハムスターをずっと飼ってきたので、いつかエッセイを連載として描きたいと思っています。
──Minimaでもいつか連載をお願いしたいと思っています! 本日はありがとうございました!
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