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モルモットがなつく方法とは? 初心者必見の8つのアプローチ

モルモットがなつく方法とは? 初心者必見の8つのアプローチ

モルモットは人になつく?

「モルモットは人になつくのでしょうか?」

これは、モルモットを家族として迎えたいと考える方からよく寄せられる質問です。

結論からお伝えすると、モルモットは十分に人になつく小動物です。

生まれつき少し臆病な性格のモルモット。突然の動きや大きな音に驚きやすく、最初は警戒心が強いことも事実です。しかし、日々の丁寧なケアと優しい接し方を心がけることで、必ず飼い主との絆を深めることができます。

実は、野生のモルモットは群れで生活する社会性の高い動物なのです。

ペットとして暮らすモルモットは、時間とともに飼い主を大切な家族の一員として認識するようになります

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モルモットになついてもらうための8つの方法

モルモット

①できるだけ若いときにお迎えする

生後2-3ヶ月の若いモルモットは、新しい環境や人に慣れやすい傾向があります。この時期は環境への適応力が高く、飼い主との信頼関係も築きやすい特徴があります。

ただし、これは絶対的な条件ではありません。年齢が高めのモルモットでも、適切なケアと愛情があれば十分になついてくれます

②オスのモルモットを選ぶ

モルモット

一般的に、オスのモルモットの方がメスよりも人になつきやすいとされています。これは、オスの方が比較的積極的で社交的な性格の個体が多いためです。

また、テリトリー意識もメスより低めで、新しい環境に馴染みやすい傾向にあります。

ただし、これはあくまでも一般的な傾向です。個体差も大きく、メスでも十分になつく子は数多くいます。性別よりも、その子自身の性格を重視して選ぶことが大切です。

③ケージに飼い主の匂いがするものを入れる

モルモット

モルモットは嗅覚が発達した動物です。使用済みのTシャツやハンカチなど、飼い主の匂いのするものをケージに入れることで、飼い主の存在を常に身近に感じることができます。

重要な注意点として、清潔なものを使用し、定期的な取り替えを心がけましょう。汚れたものや、強い匂いのする香水や柔軟剤を使用したものは避ける必要があります。

④撫でたり抱っこしたりする

スキンシップは信頼関係を築く上で大切な要素です。ただし、最初から長時間の接触は避けましょう

1-2分程度の短い時間から始め、モルモットの様子を見ながら徐々に時間を延ばしていくことが重要です。

<効果的なスキンシップのポイント>

  • 穏やかでゆっくりとした動作を心がける
  • 毎日決まった時間に行う
  • モルモットの体調や機嫌を確認する
  • 無理な接触は避ける
  • 安全な場所で行う

⑤決まった時間にごはんをあげる

モルモット

規則正しい時間のごはんは、生活リズムを整え、飼い主との信頼関係を築く重要な要素です。モルモットは習慣的な生活を好む動物なので、毎日同じ時間にごはんをもらうことで、飼い主への信頼感が育まれます。

牧草は常時与えつつ、ごはんとしてペレットを朝と夕方の1日2回、適量をあげましょう。これにより、モルモットは飼い主の存在を「良いこと」と結びつけるようになります。

⑥えさをあげる時に名前を呼ぶ

ごはんの際に名前を呼ぶことで、モルモットは自分の名前と飼い主の声を認識するようになります。やがて、名前を呼ぶだけで反応を示すようになることも

優しく語りかけることで、コミュニケーションの機会も増えていきます。

⑦モルモット用のおもちゃをあげる

モルモット

適切なおもちゃで遊ぶ時間を共有することは、モルモットとの絆を深める良い機会となります。かじり木やトンネル、ボールなどを用意しましょう。

これらのおもちゃは、ストレス解消や運動不足の解消にも役立ちます

<おすすめのおもちゃ>

  • 天然素材のかじり木
  • くぐり抜けられるトンネル
  • 転がして遊べる小さなボール
  • 牧草入れに牧草を入れる

⑧褒めて育ててあげる

モルモットが良い行動をしたときは、優しい声で褒めてあげましょう。例えば、呼びかけに反応したときや、おとなしく抱っこされているときなどです。

ポジティブな声かけは、モルモットの心を開く大きな助けとなります。

モルモットがなつくまでの期間は?

モルモット

モルモットが飼い主になつくまでの期間は、個体差があり一概には言えません。

早い子で1週間程度、一般的には1〜2ヶ月ほどで徐々に信頼関係が築かれていきます。ただし、飼育環境や性格によって、より長い時間が必要な場合もあります。

大切なのは、モルモットのペースを尊重しながら、根気強く愛情を注ぐことです。焦らず、一つ一つのステップを着実に進めていくことで、必ず心を開いてくれるはずです。

モルモットがなついている証拠

モルモット

なついてきたモルモットは、様々な行動で飼い主への信頼を表現します。以下の行動が見られたら、それはモルモットが飼い主を受け入れている証しと言えるでしょう。

ごはんのおねだりをしてくる

ごはんの時間が近づくと、クイクイと鳴いたり、ケージの端に寄ってきたりするようになります。これは、飼い主を「食べ物をくれる安全な存在」として認識している証拠です。

特に、野菜やおやつをあげる時間になると活発に反応するようになります。

プイプイとご機嫌な鳴き声を出す

モルモットが発する鳴き声には様々な意味があります。飼い主に慣れてくると、プイプイという柔らかな鳴き声を出すようになります。

これは、リラックスしている時や嬉しい時に出す声で、飼い主を見つけた時やスキンシップ中によく聞かれます。

鳴き声はこれ以外にもさまざまな種類があるので、気になる声で鳴いていたら以下の記事を参考にしてみてください。

モルモットは鳴き声で感情が分かる? いつもと違うときは要注意!のサムネイル画像
モルモットは鳴き声で感情が分かる? いつもと違うときは要注意!

飼い主の後をついてくる

モルモット

ケージから出して遊ばせる時、飼い主の動きを追いかけるように行動するようになります。

これは、飼い主への強い信頼感の表れです。時には、飼い主の足元に寄り添って休むこともあります。

モルワッサンと呼ばれる寝姿を見せる

クロワッサン

「モルワッサン」とは、前足を伸ばしてリラックスした状態で寝る姿勢のこと。飼い主の前でこの姿勢を見せるということは、そこが安全な場所だと認識している証です。

警戒心の強いモルモットが、このように無防備な姿を見せることは珍しいため、大きな信頼の証と言えます。

モルモットがどうしてもなつかない時の対処法は?

大好きなおやつを見つける

モルモットの好みは個体差が大きいものです。様々な種類の野菜やおやつを試して、その子が特に喜ぶものを見つけましょう。

お気に入りのおやつは、信頼関係を築く重要なきっかけとなります。

ケージから適度に出してあげる

モルモット

ケージ内だけの生活では、飼い主との触れ合いも限られてしまいます。安全な場所を確保した上で、適度にケージから出して運動させましょう。

このとき、強制的な接触は避け、モルモットが自発的に近づいてくるのを待ちます

過度な干渉は避ける

なつかせようと焦るあまり、過度な接触を試みることは逆効果です。モルモットの様子を見ながら、適度な距離感を保つことが大切です。

無理に触ろうとしたり、追いかけ回したりすることは、さらなる警戒心を生む原因となります。

安心できるスペースをつくってあげる

モルモット

モルモットが心を開くためには、まず安心できる環境が必要です。十分な広さのケージに、隠れ家やトイレ、食器などを適切に配置しましょう

落ち着ける場所があることで、徐々に周囲への興味を示すようになります。

<重要なポイント>

  • 静かで安定した場所にケージを設置する
  • 適度な明るさを保つ
  • 温度や湿度をしっかり管理する
  • 清潔な環境を維持する

環境に慣れるのを気長に待つ

すぐになつかないからといって、焦る必要はありません。モルモットには「環境に慣れる時間」が必要です

毎日のお世話を丁寧に行いながら、モルモットが心を開くのを待ちましょう。

なつきやすい個体を見分けるには?

モルモット

お迎え前に、なつきやすい個体を選ぶポイントを紹介します。

  • 人が近づいても過度に警戒しない
  • 興味深そうに周囲を見回している
  • 同居個体と仲良く過ごしている
  • ごはんの時間に元気よく反応する
  • 軽く触れても極端な反応を示さない

ただし、これらはあくまで目安です。最初は警戒心が強くても適切なケアをすることで、飼い主にべったりとなつく子もたくさんいます。

まとめ:モルモットは飼い方次第でなつく

モルモット

モルモットは、適切な環境と愛情深い関わりがあれば、必ず人になつく小動物です。

いちど信頼関係を築けば、モルモットは驚くほど愛情深いペットとなります。根気強く向き合うことで、きっと素晴らしい家族の一員となってくれることでしょう。

記事の執筆者

Minima編集部

小動物のかわいさと、ペットとしてお迎えするときに知っておきたい情報を、Minima編集部がお届け。

おうちでの豊かでしあわせな暮らしをサポートします。

なお編集部のペットはクレステッドモルモット。実体験に基づいた、確かな情報をお伝えしていきます。

本記事に関するお問い合わせはこちらまでお願いいたします。

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