小学館の月刊誌『サライ』2026年6月号(創刊36周年 立夏記念号)が、2026年5月9日に発売されます。
今号の大特集は「新しい動物園と水族館の歩き方」で、種の保存や環境保全に取り組む施設の現在地を伝えます。

小学館の月刊誌『サライ』2026年6月号(創刊36周年 立夏記念号)が、2026年5月9日に発売されます。
今号の大特集は「新しい動物園と水族館の歩き方」で、種の保存や環境保全に取り組む施設の現在地を伝えます。

動物園・水族館の役割は、珍しい生きものを展示する場から大きく変化しています。「野生を覗く」「希少種を次世代に繫ぐ」「地球環境をいのちから考える」といった視点に立ち、生息環境を整える起点となる役割を担うまでになりました。
特集では「生きものの姿をより自然のままに見られるようになった動物園・水族館」という観点から、特徴ある施設を紹介します。さらに、現代人が注目すべきポイントを、理学博士で霊長類学者の山極壽一さんら4人の賢人が解説します。
生きものたちの故郷である自然環境が悪化を続けるなか、未来を見据えた取り組みが始まっています。「環境保全」「地域密着型」「日本の固有種」「動物福祉」という4つの新潮流をテーマに、一度は訪ねたい動物園と水族館を全国から紹介します。
誌面で取り上げるのは、希少種の繁殖から生息地の保全まで自然のためにできることを追究する「よこはま動物園ズーラシア」(神奈川県横浜市)、世界中の珍しい動物よりも地元富山をはじめとする日本の動物を未来の市民に残し伝える「富山市ファミリーパーク」(富山県富山市)、日本の固有種に注力し希少種の繁殖など研究と展示を両立させている「葛西臨海水族園」(東京都江戸川区)、動物福祉を実践し生きものの自由と個性を尊重する「愛媛県立とべ動物園」(愛媛県砥部町)の4施設。それぞれの特徴や見どころに迫ります。
よこはま動物園ズーラシアの「アフリカのサバンナ」ゾーンでは、生息地をイメージした環境で複数種を混合展示しています。開放的な空間で、キリン、シマウマ、エランドといった大型草食獣が一緒に過ごす様子を観察でき、すぐ横にはクロサイの展示場もあります。
葛西臨海水族園では、空を飛び海も泳ぐウミスズメ類の水槽が紹介されます。空を飛ぶときには大きく広げる翼を、泳ぐときには小さく折り曲げる生態が観察でき、ウミガラスやエトピリカも展示されています。

ひとくちに「生きものを見る」といっても、注目すべきポイントは多岐にわたります。第2部では、博物学者で作家の荒俣宏さん、里山や琵琶湖などで撮影を続ける写真家の今森光彦さん、理学博士で霊長類研究の世界的権威として知られる山極壽一さん、動物展示の最先端をルポした作家の川端裕人さんという4人の賢人の視点から、園内をじっくりと歩くためのヒントを紹介します。
取り上げている施設は、沖縄美ら海水族館(沖縄県本部町)、滋賀県立琵琶湖博物館 水族展示室(滋賀県草津市)、京都市動物園(京都市左京区)、豊橋総合動植物公園(愛知県豊橋市)など。賢人たちが薦める動物園・水族館です。

京都市動物園のゴリラ舎を訪れた山極壽一さんも登場します。飼育されているニシゴリラはアフリカの熱帯雨林に生息する種で、環境破壊と密猟により絶滅の危機に瀕しています。同園にいる4頭のゴリラの家族は、いずれも日本で生まれました。

多彩なコーヒー豆を気軽に入手できる今、自宅で一杯を淹れる楽しみが広がっています。本特集は「いかに自分好みの豆に出会い、的確に挽き、丹念にドリップするか」という視点から、多角的に解説します。
誌面では、沖縄本島で高品質のコーヒー豆栽培に取り組む「振慶名(ぶりきな)珈琲園」を訪ね、収穫や精製の過程を紹介するところから始まります。世界のコーヒー産地と品種も案内します。

続いて「よいコーヒー豆を選ぶ」「焙煎度合いを吟味する」「分量と時間、温度の計測を徹底する」という、一杯を淹れるための極意を、日本スペシャルティコーヒー協会理事の堀口俊英さんから教わります。道具と基本のドリップも学べる構成です。

さらに、自家焙煎コーヒーの名店で、使用しているコーヒー豆を取り寄せられる店を、福岡、東京、山梨、愛知、京都から紹介します。福岡市中央区の珈琲美美(コーヒーびみ)では、創業者の森光宗男さんが修行した東京・吉祥寺の『自家焙煎もか』で使っていた焙煎機を引き取り、一度に4kgの豆を焙煎しています。
連載のサライ・インタビューには、北海道大学総合博物館教授・副館長で古生物学者の小林快次さんが登場します。1971年、福井県生まれ。横浜国立大学を1年で退学し、米国ワイオミング大学地質学地球物理学科に留学。その後、米国サザンメソジスト大学地球科学科博士課程を修了し恐竜研究者となった小林さんですが、子どもの頃に好きだったのは、恐竜ではなく仏像でした。
欧米の研究者から「ハヤブサの目」と呼ばれる観察眼で、恐竜化石の発見や発掘に国内外で多く関わっている小林さんは、「タイムマシンに乗ったような感覚を楽しむことが、発見に繫がります」と発見の極意を語ります。少年時代からの来歴、子どもたちからよく尋ねられる「恐竜学者になるにはどうしたらいいか」への答、今後の目標までが語られます。

誌面では、北海道むかわ町穂別(ほべつ)で発掘された7200万年前の恐竜カムイサウルスの全身骨格(復元・全長8m)を前に語る小林さんの姿も紹介されます。同骨格は北海道大学総合博物館で無料公開中です。
関連商品https://amzn.to/4uA3hHXAmazonで在庫と現在価格を確認Amazonで確認









