2月6日(金)の金曜ロードショーは『チャーリーとチョコレート工場』(2005年)。今回注目したいのが「リスのシーン」です。
リスが登場するのは、工場見学で一行が入る「ナッツの部屋」。小さな椅子にちょこんと座ったリスたちが、ナッツをカンカンと確かめるように検品し、仕分けしていきます。そこへわがままなベルーカが「リスがほしい!」と踏み込むと、あっという間に取り囲まれて検品され、最後は「不良品」扱いでダストシュートへ……なんとも可愛くて怖い展開です。


2月6日(金)の金曜ロードショーは『チャーリーとチョコレート工場』(2005年)。今回注目したいのが「リスのシーン」です。
リスが登場するのは、工場見学で一行が入る「ナッツの部屋」。小さな椅子にちょこんと座ったリスたちが、ナッツをカンカンと確かめるように検品し、仕分けしていきます。そこへわがままなベルーカが「リスがほしい!」と踏み込むと、あっという間に取り囲まれて検品され、最後は「不良品」扱いでダストシュートへ……なんとも可愛くて怖い展開です。


このシーン、CGだけを使い、「それっぽく」作ったわけではありません。金ロー公式の投稿によれば、撮影のために実際にトレーナーが複数名つき、大量のリスが集められました。最初に仕込んだのは芸当ではなく「ただじっと座っていること」。
リス🐿のシーンのためには、4人のトレーナーと100匹のリス🐿が集められました🙀トレーナーが最初に覚えさせたのは、ただじっと座っていることだったそうです‼️#金曜ロードショー#チャーリーとチョコレート工場 #チャリチョコ
— アンク@金曜ロードショー公式 (@kinro_ntv) February 18, 2022
 pic.twitter.com/emDqiP7auF
そこに時間をかけたうえで、クルミを金属のボウルへ入れる練習へ進み、上手にできたリスたちが本番を担ったそうです。ティム・バートン監督が「本物のリスを使う」ことにこだわった、という当時の報道もあります。

では、リスは本当に頭がいいのでしょうか。
リスの賢さは、サーカス的な芸を覚えるタイプというより、「手順を覚えて、状況に合わせてやり方を変える」タイプです。野生のリスは秋になると木の実をあちこちに埋めて備蓄し、必要な時期に掘り返して食べます。
このとき頼りにするのは匂いだけではなく、目印になる木や枝ぶり、地形、距離感といった景色の情報。これらを手がかりに場所を絞り込み、そこから掘り当てていきます。頭の中に地図のようなものを持っているんですね。

この能力は季節とも連動しています。貯食シーズンの秋になると、記憶に関わる脳の部位(海馬)の一部が大きくなるという報告があります。冬を越すために「覚える力」が必要になり、身体もそれに合わせて準備するわけです。
そう考えると、工場の椅子に座って待ち、決まった手順でナッツを扱う――映画のあの仕事ぶりも、リス本来の能力があってこそ成り立っているのかもしれません。

