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【全7種類】デグーの鳴き声と意味について|注意すべきサインも解説

【全7種類】デグーの鳴き声と意味について|注意すべきサインも解説

家族の一員として迎えたデグーとより良い関係を築くためには、鳴き声の意味を理解することが欠かせません。デグーは音でコミュニケーションを取る小動物で、様々な鳴き声を使い分けることで自分の感情や要求を表現します。

この記事では、デグーの鳴き声の種類とその意味を解説していきます。

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デグーの鳴き声とその意味について【7つ】

まだら模様のデグー

ピッピッ(喜びを表す)

デグーが最も頻繁に発する鳴き声の一つが「ピッピッ」という陽気な音です。この鳴き声は軽やかで明るい印象です。給餌のタイミングや、お気に入りのおもちゃで遊んでいるとき、飼い主が近づいてきたときなどに聞くことができます。

特に給餌の際には、餌を待ちきれない様子で何度も「ピッピッ」と鳴きながら、ケージの中を走り回る姿がよく見られます。この鳴き声は、デグーが上機嫌であることの証です。

プスプス(リラックスしているとき)

くつろいでいるときに聞こえる「プスプス」という音は、デグーが安心して過ごせている環境にいることを示す鳴き声です。特にくつろぎタイムによく聞こえてきます。

デグーがこの鳴き声を発するときは、体をまるめてくつろいでいたり、仲間のデグーと寄り添っていたりすることが多く、幸せそうな様子を見ることができます。

キュー(不安を感じたとき)

突然の物音や見慣れない環境に置かれたとき、デグーは「キュー」という高めの鳴き声を発します。この鳴き声は助けを求めるSOSのサインであり、仲間や飼い主に対して不安な気持ちを伝えようとしています。

例えば、掃除機の音や来客の声など、普段と異なる音を聞いたときに発することが多いです。また、ケージの位置を変えた直後や、新しい環境に移動させた際にもこの鳴き声が聞かれます。

長時間この鳴き声が続く場合は、環境の改善や安心できる場所の提供を検討しましょう。

クックッ(警戒しているとき)

戦車に乗ったデグー

「クックッ」という低めの鳴き声は、周囲に対する警戒心を表現する音です。野生下では仲間に危険を知らせる役割を持つ鳴き声で、ペットとして飼育されている場合でも、見慣れない人や物に対してこの音を発することがあります。

特に新しいケージ用品を入れたときや、普段と異なる場所で飼育ケージの掃除をしているときなどによく聞かれます。複数飼育の場合、一匹が「クックッ」と鳴くと、他のデグーも同じように鳴き始めることがあります。

キーキー(怒りや威嚇)

強い感情を表現する「キーキー」という鳴き声は、デグーがストレスや不満を感じている証拠です。他のデグーとのテリトリー争いや、不快な状況に直面したときによく聞かれます。

この鳴き声は通常、体を緊張させた状態で発せられ、時には毛を逆立てる行動も伴います。多頭飼いしている際に相性が悪い場合や、飼育環境にストレス要因がある場合に頻繁に聞かれることがあります。

そのような場合は、ケージの配置や環境設定の見直しが必要です。

ピルピル(甘えたいとき)

優しく柔らかい「ピルピル」という音は、デグーが愛情や親密さを表現するときに発する鳴き声です。特に、飼い主や仲間のデグーに寄り添いたいときによく聞かれます。

この鳴き声は、デグーが心を開いている証でもあります。飼い主の手の上で休んでいるときや、仲の良いデグー同士でグルーミングをしているときなどに発することが多く、リラックスした状態であることを示しています。

プギュプギュ(要求を伝えるとき)

「プギュプギュ」という特徴的な鳴き声は、デグーが何かを欲しがっているときのサインです。多くの場合、食事の時間が近づいたときや、遊んでほしいときに発せられます。

この鳴き声には強い要求の意味が込められており、飼い主の注意を引こうとする行動を伴うことが多いです。例えば、ケージの柵に前足をかけて立ち上がったり、飼い主の方向に体を向けて鳴いたりする姿が見られます。

鳴き声の理解でデグーとの絆を深めよう

茶色のデグー

日常的に観察することの重要性

デグーの鳴き声を理解するためには、日々の行動と鳴き声の関連性を注意深く観察することがカギとなります。同じ鳴き声でも、状況によって異なる意味を持つことがあるため、その時の環境や行動と合わせて理解を深めていくことが大切です。

例えば、朝の「ピッピッ」は餌への期待を表していることが多いですが、夕方の同じ鳴き声は運動したい、という気持ちを示していることもあります。

鳴き声に応えてコミュニケーションを取る

デグーの鳴き声に適切に反応することで、相互理解が深まり、より強い信頼関係を築くことができます。例えば、不安そうな鳴き声には優しく声をかけたり、甘えた鳴き声にはスキンシップで応えたりすることで、デグーは自分の気持ちが伝わったことを実感できます。

日常的なコミュニケーションを通じて、デグーは飼い主を信頼できる存在として認識するようになります。

デグーが鳴き声を出さないときの注意点

お皿に乗ったデグー

鳴き声が少ないときに考えること

普段から活発に鳴いていたデグーの鳴き声が急に減少した場合は、体調の変化やストレスのサインかもしれません。特に食欲の低下や活動量の減少が同時に見られる場合は、要注意です。

また、新しい環境に移したばかりの場合も、一時的に鳴き声が減ることがあります。このような変化が1週間以上続く場合は、環境の見直しや獣医師への相談を検討しましょう。

鳴き声の減少には、以下のような原因が考えられます。

  • 体調不良やストレス
  • 環境の急激な変化
  • 気温や湿度の変化
  • 他のデグーとの関係性の変化
  • 加齢による活力の低下

適切な環境作りについて

デグーが安心して生活することができる環境づくりは、健康的な生活を送るための基本となります。適切な温度管理(18-24度が理想)、十分な運動スペース、清潔な環境の維持などが大切です。

機嫌のいい鳴き声が聞こえるように調整しましょう。また、以下のような工夫も効果的です。

  • 複数のデグーを飼育する場合は、相性の良い個体同士を一緒にする
  • ケージは静かで安定した場所に設置する
  • 定期的なおもちゃの交換や環境の刺激を提供する
  • 規則正しい給餌時間を守る
  • 適度な人との触れ合い時間を確保する

まとめ

デグー

デグーの鳴き声は、彼らの感情や要求を理解するための大切な手がかりです。日々の観察と適切な対応を心がけることで、デグーとの絆はより深まっていきます

それぞれの鳴き声の特徴を理解し、状況に応じた適切な対応を行うことで、より豊かなコミュニケーションを楽しむことができるでしょう。

また、鳴き声の変化に気を配ることは、デグーの健康管理においても重要な役割を果たします。普段と様子が違うと感じたら、早めに原因を探り、必要に応じて環境の改善や専門家への相談を行いましょう。

記事の執筆者

Minima編集部

小動物のかわいさと、ペットとしてお迎えするときに知っておきたい情報を、Minima編集部がお届け。

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なお編集部のペットはクレステッドモルモット。実体験に基づいた、確かな情報をお伝えしていきます。

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