「ハリネズミ」と聞くと、どんなイメージを思い浮かべますか?
「針だらけで触るのは難しそうだけど、丸くなる姿がたまらない……」そんなふうに思っている方も多いのではないでしょうか。近年、ペットとして人気が高まっているハリネズミですが、実際にはどんな動物なのか、触れ合うことはできるのか、気になっている人も少なくないはず。
そこで今回、Minima編集部では実際にハリネズミカフェを訪れて、その魅力を確かめてきました。

「ハリネズミ」と聞くと、どんなイメージを思い浮かべますか?
「針だらけで触るのは難しそうだけど、丸くなる姿がたまらない……」そんなふうに思っている方も多いのではないでしょうか。近年、ペットとして人気が高まっているハリネズミですが、実際にはどんな動物なのか、触れ合うことはできるのか、気になっている人も少なくないはず。
そこで今回、Minima編集部では実際にハリネズミカフェを訪れて、その魅力を確かめてきました。
大阪・なんばの商店街を歩いていると、ふと目に入る小さな看板。「ハリネズミカフェ」の文字に興味を惹かれ、その案内に従って雑居ビルの3階へ上がっていくと、そこがハリネズミカフェ「HARRY WOOD(ハリーウッド)なんば店」でした。

入口には可愛らしいハリネズミのオブジェがずらりと並び、入る前から期待で胸が高鳴ります。
「HARRY WOOD なんば店」お店全体では約30匹のハリネズミが暮らしていて、その日の体調や性格に合わせて7〜8匹ほどが交代で登場します。今回迎えてくれたのは、人懐っこい「みたらしくん」と、おっとりした「かぐやちゃん」でした。それぞれに個性的な名前が付いていることで、「今度はあの子に会いに行こう」という楽しみが生まれるのも魅力です。

スタッフさんによると最年長は5歳を超える子もいて、健康管理にも気を使っているそうです。「単独飼いが基本なので、ケージは個別で管理しています。健診や餌も定期的にチェックしていますね」とのことで、スタッフの皆さんの愛情が感じられました。
扉を開けるとまず渡されるのが、ラミネートされたお店のルール。「ハリネズミを高く持ち上げない」「フラッシュ撮影をしない」「大きな声を出さない」など、すべて「ハリネズミファースト」の考えに基づいた細かな注意事項が丁寧に説明されています。


スタッフの方によると、ハリネズミは非常にデリケートでストレスを感じやすい動物のため、彼らが安心して過ごせる環境作りを何よりも大切にしているとのこと。動物にとってもお客さんにとっても安心できる環境が整っていることが、入店した瞬間から伝わってきました。
店内にはいくつかの“触れ合いスポット”があり、スタッフさんが丁寧に案内してくれます。ハリネズミと触れ合う際にはお店が用意した手袋をします。
実際に触れてみて分かったのですが、ハリネズミの体の構造は思っていたものと全く違いました。頭頂部から背中、おしりにかけては確かに固いトゲ状の毛(ハリ)でびっしりと覆われています。

しかし、のど元から胸、そしておなかにかけての部分は全く違って、ふさふさとした柔らかい毛に覆われているのです。つまり、ハリネズミは「針だらけの動物」ではなく、実は体の半分近くは触り心地の良い柔らかな毛で覆われているんですね……!
ハリネズミを飼育ケースから出す際は、店内に置いているブランケットを使います。膝に広げたブランケットの上に、やさしくハリネズミを乗せると落ち着いてくれる印象です。
まずは基本の抱っこ体験から。ブランケットを膝に敷いて、そっとかぐやちゃんを乗せてもらいました。手のひらサイズの小さな体は思ったより軽く、温かな体温が伝わってきます。

実際に抱っこしてみると、ハリの部分はチクチクするものの想像していたほどではありません。むしろお腹側のふわふわの毛の柔らかい感触が印象的でした。触れてみると、事前のイメージとは違うギャップに驚かされました。タオルの上でリラックスして、お腹を見せてくつろぐ姿は無防備で愛らしく、ずっと眺めていたくなる可愛さでした。

別の観察コーナーでは、透明な囲いの中でより自然な行動を見ることができます。隠れ家の下に潜り込んで休むかぐやちゃん、こちらの手のひらにちょこんと前足を乗せてくるみたらしくんなど、それぞれのマイペースな仕草がどれも愛らしく、思わず笑顔になってしまいます。
ハリネズミは夜行性で、1日の大半を眠って過ごします。昼間は丸まって眠っている子も多く、時折「ピーピー」と小さな鳴き声を出すことがありますが、基本的には静かに過ごす動物です。動物カフェといえば賑やかなイメージもありますが、この静けさもまた、都市の喧騒を忘れさせてくれる癒しの要素になっています。
観察していると、起きている子たちの行動もとても面白いものでした。隠れ家から顔だけひょっこり出して周囲を伺う子、餌を両手で器用に持って食べる子など、それぞれが自分のペースで過ごしています。警戒心が強いと言われるハリネズミですが、慣れた環境では意外とリラックスした表情を見せてくれるのが印象的でした。

スタッフさん曰く「撫でられるのが嫌いな子もいますし、マッサージが好きな子もいます。性格はそれぞれですね」とのことで、その個性の違いを知るのも楽しみのひとつです。
フラッシュは禁止ですが、通常の写真撮影はOKです。希望すれば、スタッフがお客さんとハリネズミの記念写真を撮影してくれることも。ハリネズミのかわいい表情や、触れ合いの様子をたくさん写真に残せます。
触れ合い体験と並ぶお店のもうひとつの楽しみが、ハリネズミモチーフのオリジナルグッズです。お店のグッズコーナーには、思わず手に取りたくなるアイテムがずらりと並んでいます。
ハリネズミのぬいぐるみから、ランチトートやマグカップといった日常使いできる雑貨、パスケースやキーリングなどの小物まで幅広く揃っています。


どれも可愛いイラストや写真を使ったデザインで、見ているだけでもハリネズミ愛が高まります。「ここに来た記念に」とお土産を選ぶ楽しみも、カフェ体験の一部として印象に残りました。
小さな体にそれぞれ違う性格や仕草を持つハリネズミたち。ハリの感触、ふわふわの毛、タオルの中で安心して眠る姿、小さな手でおやつを食べる様子……どれも実際に体験してみないと分からない魅力ばかりでした。
「HARRY WOOD なんば店」は、観光の合間に立ち寄れる立地の良さ、動物への愛情に基づいたサービス、豊富なオリジナルグッズなど、いろいろ楽しめる要素が詰まっています。
大阪旅行での癒しスポットとして、動物好きの方はもちろん、普段動物と触れ合う機会の少ない方にも、一度体験してみてもらいたいカフェです。
■料金 単品料金
おすすめセット料金
※全て税込み価格 ※3歳以下無料 ※小学生以下は、保護者の同伴が必要
■店舗情報 ハリネズミ専門Cafe HARRY WOOD(ハリーウッド)なんば店
小動物のかわいさと、ペットとしてお迎えするときに知っておきたい情報を、Minima編集部がお届け。
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なお編集部のペットはクレステッドモルモット。実体験に基づいた、確かな情報をお伝えしていきます。
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