ハムスターを飼っていると、野菜をおやつとして与えたくなることがありますよね。特に夏場は、みずみずしいきゅうりをハムスターにあげたいと考える飼い主さんも多いのではないでしょうか。結論から言うと、ハムスターにきゅうりを与えることは可能ですが、いくつか気をつけるべきポイントがあります。

ハムスターにきゅうりをあげても大丈夫?正しい与え方と注意点を解説
ハムスターはきゅうりを食べられる

ハムスターは雑食性の動物で、きゅうりを安全に食べることができます。きゅうりには水分が豊富に含まれており、暑い季節の水分補給としても役立ちます。また、ビタミンKやカリウムなどの栄養素も含まれているため、適量であれば健康的なおやつになります。
野生のハムスターは様々な植物を食べて生活していますが、ペットとして飼われているハムスターも同様に、多様な野菜を楽しむことができます。
きゅうりを与える際の適切な量と頻度

ハムスターにきゅうりを与える際は、体の大きさに合わせた適量を守ることが大切です。ゴールデンハムスターなら1日に小さじ1杯程度、ジャンガリアンハムスターやロボロフスキーハムスターなどの小型種なら、その半分程度が目安となります。
きゅうりは水分が多いため、与えすぎると下痢を引き起こす可能性があります。週に2〜3回程度を上限として、他の野菜とローテーションしながら与えるのがおすすめです。毎日与えると、主食のペレットを食べなくなってしまうこともあるので注意しましょう。
与え方の具体例
きゅうりは皮をむく必要はありませんが、よく洗ってから与えることが大切です。5ミリ角程度の小さなサイズにカットして、ハムスターが持ちやすいようにしてあげましょう。
初めてきゅうりを与える場合は、ごく少量から始めて、ハムスターの様子を観察することをおすすめします。個体によっては好みが分かれることもあり、まったく興味を示さないハムスターもいます。
きゅうりを与える際の注意点

きゅうりを与える際には、いくつか注意すべき点があります。まず、冷蔵庫から出したばかりの冷たいきゅうりは避けましょう。ハムスターの胃腸に負担をかける可能性があるため、室温に戻してから与えることが大切です。
また、きゅうりの種は取り除く必要はありませんが、大きすぎる場合は喉に詰まる危険性があるため、適度な大きさにカットすることを心がけてください。食べ残したきゅうりは必ず取り除くようにしましょう。放置すると腐敗して、ケージ内の衛生環境が悪化する原因となります。
下痢になった場合の対処法
きゅうりを食べた後に下痢をしてしまった場合は、すぐにきゅうりの給餌を中止し、数日間は野菜類を控えめにしましょう。水分の多い野菜は避け、ペレットを中心とした食事に戻します。症状が改善しない場合は、動物病院での診察を受けることをおすすめします。
きゅうり以外のおすすめ野菜

ハムスターには、きゅうり以外にも様々な野菜を与えることができます。にんじん、ブロッコリー、小松菜などは栄養価が高く、ハムスターに人気の野菜です。これらの野菜も適量を守りながら、バランスよく与えることで、ハムスターの健康維持に役立ちます。
一方で、ネギ類やニンニク、アボカドなどはハムスターにとって有毒なので、絶対に与えてはいけません。新しい野菜を試す際は、必ず事前に安全性を確認することが大切です。

まとめ
ハムスターにきゅうりを与えることは可能ですが、適量と頻度を守ることが何より大切です。基本的な注意点を守ることで、ハムスターに安全においしいおやつを楽しんでもらえます。
きゅうりは夏場の水分補給にも役立つ野菜ですが、あくまでも副食として位置づけ、主食のペレットを中心とした食事管理を心がけることが、ハムスターの健康的な生活につながります。
記事の執筆者
- Minima編集部
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